2020年オリンピックの東京招致が正式に決定しました。経済的効果を考えると非常におめでたいことです。
私はアベノミクスは特別な経済政策だとは考えていません。「金融緩和」、「財政出動」、「成長戦略」を
三本の矢と言っていますが、これは当たり前のことです。しかし、最も大切な「成長戦略」について
政府から発表されている内容は、過去言い古され、スケール感の小さなものばかりです。
1964年の東京五輪にあわせて作られたインフラ（首都高速道路など）の老朽化は著しく、2020年にあわせて
補強、刷新すれば実需にあった投資となると考えます。当然必要な新規のインフラも同様です。
また大会期間前後、外国から数百万人の観光客も見込まれるでしょう。この際、東京だけではなく日本全国を観光してもらうことを考え
出来るだけ沢山のお金を日本に落としてもらいましょう。つまり、インフラ投資、観光収益において
アベノミクスで言う効果疑問の経済政策ではなく、実需が伴った経済活動が見込めます。
このような目算の前提には福島第一原発の正しい処理が前提です。震災から既に2年半経過していますが
いまだ汚染水処理の目処は立っているとはいえません。オリンピック終了まで外国の厳しい目に晒されます。
情けないことに政府は外圧に弱いですから、この際思いっきり晒されて一日も早い処理を成し遂げるべきです。
戦略読書日記 〈本質を抉りだす思考のセンス〉楠木 建著 読了
午後息子と将棋を指しましたが、飛車角落ちで勝つことが出来ます。早く負かせて欲しいものです。
