社長ブログ President Blog

混沌

新・地政学 – 「第三次世界大戦」を読み解く 山内昌之・佐藤優著 読了

以下印象に残ったフレーズ。

1.山という観点を加えるだけで、国際紛争が悪化する地域の特徴が見えてくる。これららの地域では、山岳地帯に住んでいる人々が、
心の底から納得して受け入れることができる政治体制しか生き残ることができないのである。
2.基本的にこれはもう解くに解けない「ゴルディオスの結び目」なのです。アサドを倒せ、ISはいかん。だから民主化勢力だ、
健全な世俗主義に立脚した第三勢力をサポートするのだ—–と言っても、そんな実力のある実態は影も形もないのですから。
3.ロレンスは著書『知恵の七柱』に、「十のうち九つは学校や訓練で教えられるけれども、戦場ではその残り一つが必ず出てくる。
それは机の上では教えられない」と書いています。学校や訓練では教えられない知見を現場での閃きにも支えられて、実行する。
これもリーダーの重要な資質でしょう。
4.私が歴史家として深刻な危機感を抱いているのは、いま日本が世界史の枠組みから脱落しかかっているということです。

研修生の実機演習はネットワーク分野に入りました。