英、EU離脱へ＝欧州分裂、大きな岐路に―国民投票 時事通信引用
世界の歴史の転換点だと考えます。
貧富の差が拡大し、従来重層的に中間層が存在していましたが、その中間層の多くが貧困層に没落しています。
貧困層の中の特に白人貧困層の不満がイギリスのEU離脱のエネルギーとなったのでしょう。
私はEUは人類の叡智の一つだと考えていました。有史以来、戦争を繰り返していた国々が一つにまとまるには
相手を許す、寛容性が必要となってきます。白人貧困層は、自分のことで精いっぱいのため、その寛容性を持つことができなくなっています。
同様のことがアメリカでも起こっています。トランプ現象がまさに寛容性を保てなくなった、貧困層の声を代弁しています。
貧困層の増大は、資本主義の限界ですね。
今後国際政治の中において、従来の常識が通用しない孤立主義が台頭してくることは確実です。
極東アジアのパワーバランスにも大きく影響することでしょう。
資本主義の終焉と歴史の危機（水野和夫著）引用
