社長ブログ President Blog

大きな違和感

「ウイルスの収束には、世界中の人が社会的距離を取るなどの対策を協力して実施することが不可欠だ。
経済的インパクトは免れないが、早く元の生活に戻るためにも、世界が一つになる必要がある。
国や人種、主義によって言い争っている場合ではない。ウイルスはそれを人類に教えてくれているのかもしれない」
日経ビジネス3月23日号 ハーバード大学薬学部准教授アサフ・ビットン氏引用

グローバル化した世界では、ヒト、モノ、カネとあらゆるものが鎖のように繋がっています。ですから一国のエゴは通用しません。
新型コロナウイルスを撲滅させるためには、世界が一つにならなければならないでしょう。
我慢することは我慢する、無責任な行動はしない、出来ることはやる、これらの繰り返しです。
ただ私個人に対する感染については、ウイルスの感染力が強いため、感染するときは感染してしまうと
達観しています。(笑)

また東京オリンピックに関する報道を見ていて大きな違和感を感じます。識者とやらが、「1年延期」を主張していますが
根拠はあるのでしょうか?新型肺炎を撲滅しないことには開催はできないはずです。1年という期間は現時点では
希望的観測にすぎません。1年後に新型肺炎を撲滅できていなければ再度延期ですか?ワクチンの開発には通常1年近くかかるはずです。
その撲滅の時期の目途が立っていないのに、他のイベント等とのスケジュールの兼ね合いだけで安易に議論することは
如何なものかと思います。

国、都の動きを見ていても大きな違和感を感じます。中国の習近平国家主席の国賓来日中止決定直後の中国からの入国制限、
東京オリンピックの延期検討発表直後の「首都封鎖可能性」発言。本来は、国民の命を守ることが第一義に来るはずであるのに
他のイベントの成り行きで重要な決定事項が左右されています。