社長ブログ President Blog

チーム力

私は常々チームで仕事をする重要性を強調しています。その際に好きな野球で例えます。
野球の一番から九番までの打順にはそれぞれの役割があり、その役割を真っ当できるチームは
強く逞しいです。四番バッターばかり並べるチームは、打線としての繋がりがなく
淡白な攻撃を繰り返し得点能力は意外と低いものです。

一番:出塁率高く出塁し、足で相手にプレッシャーをかける
二番:確実にスコアリングポジションにランナーを進める
三番、五番:四番の負担を軽くするために確実性、長打力が求められる
四番:試合を決める場面では確実に打つ
五番:勝負強く打点を数多く稼ぐ
六番、七番:クリーンナップトリオが残したスコアリングポジションのランナーをしぶとく帰す

各々が、チームの中での自分の役割、貢献できることが何なのかを冷静に分析し、実行できるチームは
個々のメンバーの能力が低くとも、個々のメンバーの能力が高いが、役割が明確でないチームに勝つことが出来ます。

昨年引退した清原選手はPL学園時代に当時の中村監督にチームで勝つ野球を徹底的に指導されました。
そのため西武ライオンズ黄金時代に四番を打ちましたが、試合展開に応じて自分の役割を全うするため
意識的に右方向への進塁打を打つことも多々ありました。ホームラン狙いのバッターだと誤解されていますが
自分の役割を認識した上での行動が出来ているのです。