社長ブログ President Blog

本分その2

一昨日本ブログでプロ野球の開催云々について書きました。

セ・リーグは通常どおり3月25日に開催を決定しましたが、私は反対です。
安全が確保される西日本エリアでの開催であれば大賛成なのですが、いまだに余震が続き
福島の原子力発電所の問題もクリアになっていません。つまり、観客、選手の安全を確保できる保証は
どこにもありません。また、計画停電も行われており電力を莫大消費する東京ドームでの試合はもってのほかです。
神宮球場、横浜スタジアムでのナイターも同様です。

余震、原発、電力供給の目処がつくまで西日本の球場を拠点に試合を行い、プロ野球選手は
プロ野球選手としての本分を尽くし、試合における収益の一部を被災地へ贈れば世間からの
共感を呼ぶはずです。

何を基準に通常どおりの開催を決めたのか私には理解不能です。このようなことを強行すれば
プロ野球界は世間から見放されるでしょう。

20110317123425.jpg
オフィスエントランス横の白木蓮です。世の中はざわついていますが、春は確実に近づいています。

会社近くのコンビニ、ドラッグストアを見たところ物資は平常に戻っていました。
被災から免れた者は、粛々と経済活動、消費活動を行うのみです。変に自粛すれば
経済までおかしくなります。

「・・・保安院は、福島第1原発に通常7人いる、安全を監督する立場の保安検査官が17日までに、
福島県庁に避難して一人もいないことを明らかにした。・・・」毎日新聞引用 3月17日
現在福島の原子力発電所で命を懸けて行動されている方に最大限の敬意を払います。
そして本来なら現場で陣頭指揮をとらなければならない人間が本分を尽くさず逃げ込んでいる悲しい現実もあります。