社長ブログ President Blog

供する

GWの谷間の平日と言うこともあり、通勤の電車は空いています。

焼肉店での食中毒問題が世の中を騒がせています。私は学生時代に行きつけの焼き鳥屋柴さんの大将から
ホルモンの生肉の危険性について教わりました。この焼き鳥屋はレバ刺し、コブクロ刺しを
メニューに入れているのですが、大将の眼鏡にかなう食材で無い限り客が注文したとしても絶対に
供されることはなく、二回に一回位の確率でしかありつくことは出来ませんでした。
「生肉は危ないんだ。慎重に吟味して出さないとな」といつも言っていました。

最近のホルモンブームでホルモン焼店の数も増えて、チェーン展開する企業もありますが
ワタミの創業者の渡邉 美樹さんが以前、「ホルモン焼屋はチェーン展開に向かない。
そもそも新鮮なホルモンを安定的かつ大量に確保するルートは日本には無い」と明言していました。
実際身近なところでは某大手居酒屋チェーン店が経営するホルモン焼店の新宿店が食中毒事件を
起こしたこともあります。

個人商店としてこじんまりやるのであれば話は違いますが、チェーン展開して大々的にホルモンの生肉を
供することは、間違いなく仕入れ、衛生管理が難しいことです。