社長ブログ President Blog

早すぎるぜ

今日は故津田恒美投手の命日です。
野球ファン、カープファンにとって彼は忘れることが出来ない存在です。

彼は山口県の決して強いとは言えない公立高校の野球部に入部、甲子園出場を果たし
その後社会人野球を経て、相思相愛のカープへと入団しました。
ダイナミックなフォームからの剛速球が売り物でしたが、肩の故障、指の血行障害に悩まされ
低迷した時期もありました。

また精神面は強いとは言えず、「弱気は最大の敵」を座右の銘にしてピンチに立ち向かっていました。
各球団の主力選手とは真っ向勝負し、ジャイアンツの原選手(現監督)は内角のストレートを
フルスイングした結果、原選手の手首は折れてしまい選手寿命を縮める原因にもなりました。
またタイガースの伝説の助っ人ランディ・バース選手は、津田投手のストレートを
「クレージーだ」と表現しています。

残念なことに野球選手として最も良い時期の三十歳で脳腫瘍を発病し、残念なことにその二年後の
1993年7月20日に帰らぬ人となりました。その日は、彼がかつて四回出場した
プロ野球オールスターゲームの第一戦でもありました。彼の魂が「野球の神様」訴えているようにも
感じたものです。

「早すぎるぜ、津田」この一言に尽きます。

私の心には「記憶に残る選手、津田恒美」として刻み込まれています。

もう一度、投げたかった―炎のストッパー津田恒美・最後の闘い (NHKライブラリー)