自宅近くの桜です。蕾はまだまだ固そうですが、蕾は桜色に変わっています。
現代語訳 渋沢栄一自伝 「論語と算盤」を道標として 渋沢栄一 守屋淳=編訳 読了
昨年来渋沢氏に興味を持ち、論語と算盤を二度読み、氏の人生にも興味を持ったため自伝(実質は守屋氏が編集)を読むこととなりました。
波乱万丈の人生の中、日本の資本主義を育てました。
若い頃のヤンチャな行動も魅力的です。
渋沢氏のビジネスにおけるポイントをまとめると以下の三つに集約されると考えます。
1.道徳経済合一説=倫理観を持ってビジネスを行う
2.労使協調
3.社会的な事業への関わり=今風の言葉で言うとCSR
新自由主義と言えば格好が良いですが、リーマンショックの原因を分析すれば「行き過ぎた拝金主義」にたどり着きます。
日本には一世紀以上も前から、上記三項目を主張して、日本経済の礎を築いた人物が居るのです。
著名な経営学者のピーター・ドラッカー氏の最大の関心事とは「人を幸福にすること」です。ドラッガー氏の考え方は
渋沢氏の上記三項目と驚くほどマッチしています。特に「企業の社会的責任(CSR)」等では、渋沢氏の考えを下敷きにしているのではと
思わざるを得ません。