社長ブログ President Blog

7年

東日本大震災から7年 避難生活、いまも7万3千人 朝日新聞デジタル引用

3.11から早いもので7年です。私は東京で経験しました。丁度社内打合せを内勤者と行っている時に激しい揺れが起こりました。
当日は交通機関もマヒし、余震もあったため、会社近くの飲食店で一夜を明かし、翌朝会社に戻り、社内のサーバ、ネットワーク機器、
及び通信回線などのビジネスインフラが無事であることを確認して自宅に戻りました。自宅では箪笥などが倒れ、酷い有様でしたが
幸い妻と息子はキッザニアに遊びに行っており、そこで一夜を明かしました。その為、箪笥の倒壊などの被害に幸いあいませんでした。
テレビをつけると東北の沿岸部を大津波が襲い、あらゆるものを飲む混んでいる凄惨な光景が繰り返し放映され、
それを唖然と見ているだけでした。その後は福島第一原子力発電所の緊迫した様子もテレビで流されていました。

この大震災で多くの「普通の人々」が故郷を追われました。7年経っても今もなお7万3千人の方々が避難を強いられています。
現在でも避難生活を強いられている方々は、原発の影響で故郷に帰りたくとも帰ることができないことができないからでしょう。
私は原発の件は人災だと考えます。福島第一原発と福島第二原発では3.11の影響回避において大きな違いがあります。
福島第二原発では、危機に遭遇した際に何重にも守りや備えを準備しており(深層防護)、
それが機能したことが、福島第一原発との違いです。そう考えると福島第一原発の対応は、事前の準備ができておらず人災と
厳しく指摘されても致し方ありません。

現在稼働中の原発に対しても深層防護を徹底して、「普通の人」が故郷を追われるようなことを二度と起こさないようにしないことには
故郷を追われた方が浮かばれません。このようなことに適切に税金が使われるのであれば大賛成ですが、実態はどうでしょうか?
残念なことが多すぎます。

午後息子と桂扇生さんの独演会へ行きました。演目は二つあったのですが、私は後半の「ねずみ」における
甚五郎の人情、虎とネコのオチが印象に残りました。いまだに避難生活を続けている方がいらっしゃる中、
このような平凡な日常を過ごすことができることに感謝です。