4月にリニューアルオープンした原爆資料館へ行き、展示物を一つ一つ丁寧に見ました。被爆でお亡くなりになった方々の遺品と写真に
簡潔なコメントが添えられていました。被爆後の痛ましい状況の写真は惨いものですが、悲惨さをより一層際立たせたのは、
在りし日の平和に過ごしていた時の写真です。被爆されたそれぞれの人に物語があり、その罪のない人の命と平穏な日々を
一瞬に奪ったのが原子爆弾です。また子供、女性、お年寄りと戦争とは関係のない方々の展示が多かったことも印象的です。
結局は立場の弱い人が戦争の犠牲にあうことに心が痛みます。
外国人観光客も多数来館し、展示物に見入っていました。
この悲惨な状況を世界中の一人でも多くの方々に見てもらい、二度と同じことを起こさないことが、不条理かつ非業の死を
遂げられた方々に対する唯一の弔いだと考えます。
