社長ブログ President Blog

知識・情報格差社会

大学で教えて実感した、「ニュースを読む学生と読まない学生」の知的格差 GLOBE+引用

>・・・しかし、ネットの発達によって、極論すれば「個人の自由に基づき、見たい情報だけ見れば済む情報環境」が
>誕生した結果、同じ大学の同じ学部の中ですら、良質の情報を自発的に獲得しながら能力を伸ばし続ける若者と、
>抽象的思考を発達させるために最低限必要な知識を持たず、何をどうしてよいか分からない若者との
>格差が加速度的に拡大している。・・・

著者の考えに同感です。職種を問わず、私が日々接する若者の多くに社会人として最低限持ち合わせていなければならない
知識が欠如していることは珍しくありません。

ネットで各種コンテンツを読むことは確かに便利ですが、ポータルサイトなどコンテンツを配信する立場に立つと
アクセス数を稼ぐために、利用者の過去のアクセス履歴から嗜好を解析し、利用者の好むコンテンツを表示しています。
その結果、自ら幅広いコンテンツを獲得しようとしなければ、偏った傾向のコンテンツばかり読むことになり、
好むと好まないに関係なく社会人として知っておかなければならない知識は身に付きません。

日々の世の中の動きに興味を持ち、その動きを追いかけていく人と、そうでない人では
5年、10年後には、間違いなく大きな差がついているでしょう。