社長ブログ President Blog

不条理なこと

[センバツ中止]県岐阜商の鍛治舎巧監督「甲子園は日本の文化」涙の会見 9年前は開催を呼び掛け…
「3・11」の決定に複雑な思い…  中日スポーツ引用

鍛治舎氏は高校野球界のカリスマ的監督ではありますが、今回の発言はいただけません。
「仕方ないが、残念…。大人の手で球児の夢をつぶしてしまった」とありますが、彼は現実を見ていません。
新型肺炎が世界的に蔓延し、この状況下で選抜大会を行うことは、非常に危険なことであり
選手自身、及び選抜大会に関わる全ての人に多大なるリスクを与えることになります。
また高校野球だけが特別なものではありません。感染拡大を防ぐために、プロ、アマ問わずほとんどのスポーツ大会が
中止となっています。彼の言葉をそのまま実行したとすれば、それこそ「大人のエゴ」です。
全く大局観のない発言と言えるでしょう。

選手も今回の件で学んで欲しいことがあります。正しいことを行っていたとしても、自分自身の力では
どうしようもないことが多々あり、世の中は不条理だらけです。その不条理なことを現実と受け止めて
前向きに歩いていくのが人生です。

厳しいことを書きましたが、新型肺炎の目途が立ち、安全が確保される状況になれば
今回選抜大会に出場予定の選手には何らかの形で甲子園の土を踏ませてあげたいです。