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政治

橋下徹氏、松井一郎大阪市長の進退に「松井さんも政治家を辞めたくてしょうがない。吉村さんもそうなんです」 スポーツ報知

「ところが今の多くの政治家は一生政治家をやる、家業としてやる。
そういう政治家が多いから、僕みたいに辞めてしまうと、
無責任に辞めやがってと思われてしまうかもしれませんけど、
本来の政治家はこういうものなんじゃないですか。公のために
働いてある程度目的を達する、選挙で負けて市民に否定されれば
民間人に戻るというのが本来の姿なのかなと。
ちょっとカッコつけましたけど、そういう風に思っています」引用

とても良いことを言っています。現在の政治家の多くが、
二世どころではなく三世、四世の世代となっています。
まるで歌舞伎の世界の襲名披露の繰り返しです。
歌舞伎の世界であれば、世襲した人の能力が国民に
迷惑をかけることはありません。

能力のある普通の人が、政治を志したとしても、既に既得権益として
「地盤、看板、カバン」を持っている世襲議員と戦うとしたら、
とてつもなく大きなリスクを背負うことになります。
100メートル競走で例えると、能力のある普通の人が
スタートラインに立った時に、世襲議員は既に
80メートル、90メートル地点にいるのです。
このような状況では、正常に物事を判断できる人であれば
政治の世界に進むはずがありません。

どんな実績をあげたのか分からないにも関わらず、
何十年も議員の立場にしがみついている政治家も多いです。

日本の国を良くするためには、能力のある普通の人を
政治の世界に送り込む仕組みと、今回の大阪都構想のように
「やりたいこと」ができない、或いはできた場合、
再び民間の世界に戻ることができる仕組みの二つを作らない限り、
残念ですが難しいでしょう。