社長ブログ President Blog

世襲

日本は自由と平等を大切にする
素晴らしい国だと私は信じています。

しかし、政界に限って言えば、
平等さを欠いていると感じざるを
得ません。 例えば、現首相は
三世議員であり、既に長男への世襲を
視野に入れています。
さらに、山口県から選出される
衆議院議員4名中3名が世襲議員であり、
かつては全員が世襲議員でした。
(安倍元首相の死去まで)
二世議員という表現が
使われていましたが、今日では三世、
四世議員が珍しくありません。

国会議員の行動は国民生活に深く
影響を与えます。歌舞伎のような
芸術の世界では世襲が
主流かもしれませんが、
国民の生活と直結することは
ありません。

政治家が家業と化し、国民の感情と
乖離する可能性が十分に存在します。
たとえば、祖父と父が両方とも首相を
務めた三世議員である福田達夫氏が、
統一教会問題について
「正直言います。何が問題なのか
僕はよく分かんないです」と
発言した際、その発言は明らかに
世間の一般的な理解とずれていました。

世襲議員の中にも優秀な人物が
いるのは事実かもしれません。
しかし、平等を重視する観点から
すれば、二等親内に親族がいる
選挙区からの立候補を制限する
法整備が必要だと考えます。
現状では、普通の家庭出身の有能な
人々が政治の道に進むことは大きな
リスクを伴うものとなっています。

そして日本の国の発展のためにも、
最も優秀な人を平等な観点で
政治の道に進むことができる
制度作りが 大切なことだと強く
考えます。