その後平和公園へ行きました。原爆ドームが世界遺産に指定されたと言うこともあってか
外国人の観光客が多かったです。主義、主張、信条はさておき、原爆の悲惨さは厳然たる事実で
その事実を後世に正確に伝える事は大切です。原爆を投下するとどの様な惨劇が起こるのか、
投下国のアメリカは充分なシミュレーションを行っていました。アメリカのシミュレーションと
同じ悲劇が発生し、非戦闘員である、子供、女性、お年寄りが一瞬のうちに亡くなりました。
生き延びた方々でもその後、後遺症で苦しんでいるのです。
広島でカープ、サンフレッチェ、広島新球場問題など幅広くとりくまれているジャーナリストの
田辺一球さんとお会いして意見交換も行いました。私は過去にこのブログで
プライベートでプロ野球、カープの球団経営、広島新球場問題などについて執筆したり、
講演会で喋っていることを書きました。そう言った活動が縁で彼と知り合う事ができました。
彼は心底広島を愛し、広島のタブーにも触れるジャーナリズム活動をされています。
今後も彼の発言には注目です。
夕方からは今年でファイナルとなる広島市民球場へ甥とドラゴンズ戦を観戦するために行きました。
既にJR広島駅近くのヤード跡地に移転が決まっています。私は終始一貫、現在地での立替を
主張しています。広島市民球場は被爆後の広島復興の象徴で、現在は原爆ドームと大通りを
挟んで対面しています。この場所にあることそのものが、被爆の惨禍でお亡くなりになられた
方々への鎮魂にもなるのです。
私自身、新球場移転、カープ球団の経営のでたらめさに気づいているため、ここ数年
帰省時に野球を観戦しませんでした。しかし、今年で最後と言うことが確定となると
子供の頃からの思い出が沢山詰まっている広島市民球場を最後に一目見ようと思い
出向きました。亡き父親、友人と幾度となく通い、山本浩二、衣笠のホームラン、外木場、
江夏の快投、高橋慶彦のはつらつとしたプレーに胸躍らせたのです。その球場が無くなるという事が
現実に迫ってくるとこみあげるものが有ります。