社長ブログ President Blog

必要なこと

政府が景気対策を打ち出していますが、その内容に全く納得が行きません。
本当に必要なことに税金を使っているとは到底思えないからです。今日は少子化問題を
テーマに書きます。少子高齢化問題として少子化問題を高齢化問題とパッケージとして
書きたいのですが、高齢化問題を少子化問題と一緒に書くと量的に多くなるので、
またの機会に書きます。

<長期的傾向>
日本は少子、高齢化が進む
   ↓
国力の低下

<少子化を防ぐには>
   ↓
女性が安心して子供を産める社会を作る

マスコミ、政治家は、少子化は問題だと喧伝していますが、具体的な対応となるとお寒い限りです。

<提案1>
公共スペースの全面的なバリアフリー化を進める。

3月13日に見かけた腹立たしいこととは、地下鉄九段下駅で若いお母さんがベビーカーに子供を
乗せたまま、ベビーカーを持って階段を下りていたことです。バランスを崩し、転倒すると
非常に危険です。しかし、エレベーターが無いため致し方ないのです。公共スペースの全てを
バリアフリー化すれば、子供連れでの移動も当然ながら、ご高齢の方々の外出も
容易になります。バリアフリー化するためには多大な公共事業が必用になってきますが、
今後の日本の社会を考えると必要な公共事業のため積極的に取り組むべきです。
JR、私鉄、地下鉄、百貨店、ホテル等の民間企業(一部半官半民)のスペースを
バリアフリー化する場合は思いっきり助成金を支給すればよいのです。

<提案2>
待機児童をゼロにし、保育園で子供を預かる時間を深夜帯まで延長する。また、24時間預かる
保育園も増やしていく。

保育園への入所を希望しながら、受け入れ態勢の問題で2万人もの待機児童がいます。
潜在的には倍の数字になるのではないでしょうか?高齢化社会では当然のことながら
労働人口が減ります。より一層の女性の社会進出が必要になってきます。しかし、
子供を安心して預けるところが無ければ働くことが出来ません。少子化だから女性に産め、
子供がいるから働くことが出来ないと言うことは矛盾しています。
ある自治体では、子供を預かる時間帯の限度を「親が勤務している会社の定時+通勤時間」と
しています。この発想はいかにもお役所的発想です。お役人は定時に帰ることが出来るかも
しれませんが、民間企業ではそうは行きません。お客さんありきですから、毎日定時に
帰ることが出来るほど甘くはありません。
待機児童ゼロ実現、保育時間を延長すれば、ソフト、ハード両面で問題が出てきますが
解決は難しいことではありません。
ソフト面は保育士の数の問題ですが、現在失業している人たちの中で教育に関心を
持つ人たちを半年程度教育し保育士補助と立場で働いてもらえばソフト面の量的問題は
解決します。失業中の訓練期間は国が生活を保証すればよいのです。その後、保育士補助として
雇用すれば失業対策にもなります。
ハード面は、スペースの問題ですが、少子化のため廃校になった小学校、中学校、
或いは空いている教室を利用すれば新規に建物を作る必要はありません。保育園仕様に
変更する必要があるならば、それはそれで必要な公共事業として実行すればよいのです。

<提案3>
子供の人間力、学力アップのために、義務教育期間の10人学級の導入。

現在小学校、中学校では1クラス30~40人ですが、よりきめ細かな教育を行うために
一クラスの人数を大巾に減らすのです。ソフト、ハードの両面で保育園と同様な
問題が発生しますが、解決方法の基本は同様です。また、教師には社会経験豊富な方を
積極的に採用すべきでしょう。教師の世界しか知らずに、ぬるま湯に浸かっている
「井の中のカワズ教師」にとっては刺激となることは間違いありません。

私なりに日頃感じることを書きましたが、このようなことに税金が使われるのなら
納得も行きます。しかし、従来型の景気対策だと既得権益を持っている一部の企業が
潤うのみです。政治家、官僚共に大きな発想の転換が必要で、国民が何を求めているのかを
皮膚感覚で理解する必要があります。ただ3月10日に政治家には期待していないとも書きまし、
私が今日書いていることに対して従来発想の政治家の方々は興味が無いでしょう。
しかし、騙されたと思ってマニュフェストに上記三項目を加えて本当に実行してください。
国民からの支持が大きく上がること間違いなしです。

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午後妻と息子と神田川沿いの遊歩道を散歩しました。先週よりも桜の蕾が膨らんでいて
一週間後は開花しているのではないでしょうか?とても楽しみです。散歩の後
妻の買い物に付き合い、スーパーを二軒はしごしました。