社長ブログ President Blog

組織で働く

朝夕若干冷えるようになったため、スーツを夏用から秋冬用に変更しました。

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プロ野球の楽天球団と野村監督とのやり取りを見ていて、組織で働くことについて感じることがあります。

組織で働くにおいて、指揮命令は絶対です。但し、良い仕事をするために、「相談」、「提案(提言)」は
大いに結構なことで、「相談」、「提案(提言)」が無い組織は間違いなく衰退します。「批判」は当然
あってはならないことです。

<プロ野球界の通常の指揮命令>
[球団(フロント)]
    ↓
[現場首脳陣(監督、コーチ]
    ↓
   [選手]

野村監督は昨年既に楽天球団と三年契約が終了し、本人の希望もあり本人、楽天球団双方合意の上で一年延長した
経緯があります。それにもかかわらず、野村監督は、キャンプ、シーズン通して、未練がましく来年以降も監督を
続けたい趣旨の発言を毎日のようにマスコミをに対して行っていました。楽天球団としては、
野村監督とは今年で契約が終了するわけですから、次の監督の人選をシーズン中であったとしても行って当然です。
次期監督を人選することも野村監督はお気に召さないのです。
極めつけの発言は、「楽天イーグルスは大好きだけど、楽天球団は大嫌いだ」です。この発言は組織で
働く人間として絶対にあってはならない、上層部批判にあたります。
しかし、先日野村監督は主力外国人のリンデン選手から起用方法について批判されると「人間失格だ」と切り捨てて
即刻選手登録を抹消しました。野村監督が球団上層部と選手にとっている対応は百八十度違います。
私は野球人としての野村監督を尊敬していますが、この一連の行動はまさに晩節を汚すと言えるでしょう。
己の欲が顔に出て、老醜の極みです。非常に残念でなりません。