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外国人観光客を取り込め

夜帰宅する際に、新宿5丁目のオフィスから新宿駅東口に至るまで二つの集団に必ず遭遇します。

1.飲み屋の客引き(決して俗に言うボッタクリ飲み屋ではありません。安価を売り物にしている
チェーン店系列の居酒屋が主です)
2.中国人を中心とする外国人観光客。

1の飲み屋については過去に書きましたが、不況の中消費者の財布の紐が固いので致し方ないでしょう。
2の外国人観光客の数は、この2,3年で相当増えています。特に中国人観光客の団体と遭遇しない日はありません。

日本経済低迷の根本的原因
1.日本企業は、ボーダレス経済の中、外国企業と厳しい競争に晒され、競争力を失っている。
2.少子高齢化のため、働き手が減り、高齢者の福祉負担が増加している。
3.人口減のため当然消費の絶対量は減る。

解決策
1.日本企業が日本で経済活動をしやすく、さらに外国資本が日本に投資しやすい環境を整備する。
2.日本人の消費が減る部分を、一部外国人観光客の消費で穴埋めをする。

中国には開発が進んだ沿海部以外に、まだまだ十億人近くをターゲットに出来る
未開の内陸部が控えています。今後その内陸部の発展も大いに期待できます。
日本の東京五輪、大阪万博と中国の北京五輪、上海万博をリンクして考えれば、
今後の中国の成長は容易に想像できます。

何も難しいことを書いているわけではありません。企業が伸び伸び活動できる環境を整え、
外国人観光客にとって魅力ある観光資源を開発すればよいだけです。
くだらないしがらみにとらわれ、もたもたしていると日本経済は破綻の道に進むことは自明です。
日本の借金(国債)残高は既に800兆円を超えています。2010年度の日本国の予算は、
37兆円の税収、44兆円の新規国債発行でまかなっているのです。
つまり収入よりも借金が多い中で生活していることと同じです。