社長ブログ President Blog

論語と算盤

「現代語訳 論語と算盤 渋沢栄一」を読みました。

本書は近代日本経済の父とも言える渋沢栄一の講演録をまとめ、さらに現代語訳したものです。
明治維新後、経済の重要性を説き、論語をベースにした倫理観を持って経済活動に
勤しむべきと主張しています。
百年近く前に原書は発行されていますが、渋沢翁の言葉は今でも違和感なく
受け入れることが出来ます。リーマンショックをきっかけとする世界経済危機のため
資本主義を否定する人たちがいますが、渋沢翁は既に倫理観無き経済活動に対して
一世紀前に警鐘を鳴らしています。資本主義以外の「第三の道」を今更ながら
探している学者、政治家がいますが、その様なものはあり得ないでしょう。資本主義を論語の精神を
持って対応することが最善だと考えます。

青空.JPG
まさに五月晴れです。