社長ブログ President Blog

いやらしさ

日本各地で夏の甲子園予選が行なわれています。既に代表が決まっているところもあります。
8月8日から選手権大会が行なわれますが、思うことがあります。なぜ真夏の最も暑い時期に行なうのか理解できません。
特に投手は連投を強いられ、過去選手生命が絶たれた者は数え切れません。出場する多くの投手が既に地方大会での連投で
肘、肩に変調、疲れを感じているはずです。マスコミも肘、肩の痛みを押して投げる投手を賛美します。
炎天下の中、全ての選手にとっても体にいいはずがありません。また昨年の大震災の影響による節電対策にも矛盾しています。
本来は涼しくなった9月、10月にでも大会時期を移して行なうべきでしょう。

夏の甲子園大会を主催しているのは朝日新聞です。夏の甲子園大会は、朝日新聞の販売拡張の重要なツールなのです。
春のセンバツ大会は毎日新聞、プロ野球のジャイアンツは読売新聞が販売拡張ツールとなっています。

日本人は「敗者」、「散る者」に対して美学を感じます。ましてや炎天下の中、痛みを押して投げる投手に対しては
なおさらです。純粋な若者を利用してドラマを作り上げる大マスコミのいやらしさを感じます。

大鳥居干潮.jpg

宮島の大鳥居の干潮時の様子です。蔵宿いろは