社長ブログ President Blog

良薬、口に苦し

世間では「アベノミクス」と騒いでいますが、日本の景気回復のために必要なことを一点に絞れば
成長戦略を確実に実行するための構造改革(規制緩和)を強く打ち出し、実行することだと考えます。
金融緩和、財政政策はあくまでカンフル剤であって、一時的対処としては有効ですが
この二点だけで経済がよくなることはありません。

構造改革(規制緩和)を行うためには、既得権益者の権益を引き剥がさなければなりません。強い反発が生じることは
容易に想像できます。一例を言うと、既得権益に守られている産業、企業からは、失業者が溢れることでしょう。
しかし、構造改革(規制緩和)を行うことにより、新しい産業が興り、新たな雇用を生み出すはずです。
世の中、全員幸せなんて有り得ません。古い言葉ですが、「良薬、口に苦し」です。

私は、現在の為政者に「良薬、口に苦し」を実行するだけの実行力、胆力があるとは思えません。
誠に残念なことですが、既得権益者の巻き返しにあって、構造改革(規制緩和)は中途半端なものになるでしょう。
外的要因である景気回復などはあてにせず、どのような状況にあったとしても生き残るだけの力を
自分自身につけなければならないと考えています。