社長ブログ President Blog

民主主義の破綻

午後家族で自宅近くのおとめ山公園界隈を散策しました。湧水を利用している水場は、夏に蛍が舞うとのことです。

その後選挙の投票を済ませました。毎度のことですが、選挙の投票に足を運ぶことに関して懐疑的です。
今回の選挙の投票率も52.7%と低投票率の体たらくが相変わらず続いています。
電子投票にすれば、スマホ、パソコンから対応可能です。本人確認が必要である、銀行、証券、競馬、競艇等で
既にスマホ、パソコンでの電子決済は利用されており、選挙における電子投票も技術的に対応可能な状況にあります。
それにもかかわらず、電子投票を導入しないのは、大きな理由があるからです。現在の仕組みで選出されている議員は
現在の投票方法と投票率50%台の低投票率で選ばれているため、電子投票が導入され、仮に投票率が80%以上にUPすれば
既存の後援会、労働組合、宗教団体等の支援団体が意味をなさなくなります。もっと簡単に言うと落選してしまうのです。
また既存の支援団体も、自らの意向を代弁してくれる議員がいなくなれば困ることになります。
投票率50%台ということは、3名以上の候補者が立候補した場合、選挙区内の総有権者数の20%以下の獲得票数でその選挙区の
当選者となることが殆どでしょう。これでは民主主義の破綻と言われても致し方ないと考えます。

2012年12月16日