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敗北の本質

大東亜戦争 敗北の本質 杉之尾宜生著 読了

第二次世界大戦を「情報」と「兵站」の二点から敗北を平易な表現で分析しています。戦争をする上で広く「情報」を集め、その「情報」を
精査することは当然のことですが、当時の日本はその当たり前のことが出来ていなかったのです。
また重要な「兵站」=「継戦能力を維持する行為 = 後方支援である」に関しても配慮が足りていませんでした。

第二次世界大戦では三百万人以上の戦闘員、非戦闘員の尊い命が無くなっています。生き残った人も、人生が大きく変わっています。
著者の分析を教訓に生かすべきですが、まずは戦争の状態にならないようあらゆる努力をすべきでしょう。そのためには、
「情報」の重要性は言うまでもありません。その上で相手の内在的論理を分析して、したたかで、逞しい、交渉力も必要となってきます。

戦争がテーマの本でしたが、ビジネスに置き換えて読むこともできます。