社長ブログ President Blog

「正しく知り、正しく戦う」その2

以下の文面を全社員にメール送付しました。
内容は3月9日に送付したものとほぼ同じです。

社員の皆さんへ

お疲れ様です。下前です。

新型コロナ肺炎の件で皆さん不安、心配している状況が続いていることでしょう。
新型コロナ肺炎に関しては、根本的な治療方法は確立しておらず、新しい事象が日々判明しています。

先日のメールでも書きましたが、「正しく知り、正しく戦う」ことを心掛けましょう。

新型コロナウイルス感染症 市民向け感染予防ハンドブック2.0
ハンドブックのバージョンが上がっています。このハンドブックに書かれていることは
公衆衛生上では当たり前のことばかりですが、改めて熟読して実践しましょう。

1.咳エチケット
2.手洗い・手指消毒
3.環境消毒
4.換気
5.人ごみを避けるためにも大人数のイベントには参加しない

この5点は今すぐにでもできることです。とにかく愚直に徹底しましょう。

インフルエンザ感染について興味深い統計が出ています。
インフルエンザ昨年比400万人減とあり、暖冬の影響もありますが、新型コロナ肺炎の影響で
「例年以上に手洗い等の対策が徹底」も影響しているとの分析もあります。
(昨シーズン同時期は約1108万人感染)
インフルエンザ昨年比400万人減、新型ウイルス対策と暖冬の効果か
新型コロナ肺炎とインフルエンザは同じ感染症であるため、参考になるデータです。

また新型コロナ肺炎は経済にも影響を及ぼしています。既に旅行、ホテル・レジャー、運輸、小売は甚大な打撃を受けており、
株価の動き、今後の他産業へ影響等を鑑みると極めて近い将来のIT投資への影響は避けられないでしょう。
今回の経済危機の要因は「ヒト、モノ」の動きが止まるということです。この危機と対比される
リーマンショック時は「カネ」の動きが止まりました。「ヒト、モノ」の動きが止まると
その結果として「カネ」の動きが止まることも必然です。リーマンショック時以上の
経済危機に陥る可能性は極めて高いです。

現に、当社が4月から受注していた案件でキャンセルとなった事例もあり、今後既存プロジェクトの
規模縮小も十分想定されます。

今こそ各社員がそれぞれ置かれた場所において、プライベート、業務においてベストな対応を求められます。
根本的な治療方法が確立するまでの期間、目に見えないウイルスとの長い戦いになるでしょう。
早期に治療方法が確立すれば、全世界の人々の心の安定も取り戻すことができ、経済危機に陥る可能性は少ないでしょう。

宜しくお願いします。