社長ブログ President Blog

コロナとの付き合い方

本日以下メールを全社員に送付しました。

社員の皆さんへ

お疲れ様です。下前です。
長文となりますがお付き合いください。

新型コロナウィルスとは長期にわたり戦わなければなりません。
特効薬、ワクチンの完成、集団免疫の獲得までの道のりは長いです。

政府の対応を今更批判したところで過去は戻ってきません。お上頼りもナンセンスです。
とにかく、今起こっている現実を直視して、各自が出来ることにおいてベストを尽くしましょう。

1.心と体の健康
業務との兼ね合いを考えつつ、新型コロナウイルスに感染しないように最大限の注意を払いましょう。
通常勤務、リモートワーク、自宅待機、どの勤務形態であったとしても、
リズムやメリハリのある規則正しい生活が必要です。
例えば
・いつもと同じ時間に起床する。(夜更かしはしない)
・仕事時の身だしなみに気をつける。(パジャマでの業務はしない、男性なら髭を毎日剃る)
・朝夕の散歩、自宅で出来るストレッチを行う。など…

2.経済情勢
世界的に人、モノの動きが著しく止まり、リーマンショック以上の景気後退が確実です。

経済統計:アメリカ GDP4~6月は前期比年率換算は40%ダウン見込み。
     日本 GDP4~6月は前期比年率換算は20%ダウン見込み。

日本経済は大打撃を受け、企業のIT投資は厳しく選別され、最低限必要な投資しか行われなくなります。
但し、他業界(旅行、航空、ホテル、飲食、アパレル、小売業など)と比較すればIT業界はとても恵まれています。
ITへの投資選別は厳しくなりますが、企業の発展、存続を考慮すれば、先にも書いた最低限必要な投資は続くはずです。

既に進行しているプロジェクトの中止、チーム要員の減員の打診などがクライアントから上がっており、
今後はこのような話が更に多くなることが予想されます。

3.我々はコロナの過の中でどうすればよいのか?
・世の中に必要とされる人材、必要とされる会社となる。

必ずしも上級のエンジニアだけが必要とされるわけではありません。プロジェクトには
中級、初級エンジニアのポジションもあり、そのポジションを誰かが全うする必要があります。
上級、中級、初級エンジニア、夫々のポジションで必要とされるエンジニアとなるべく努めましょう。

営業はクライアントから、平時ではあり得ない要求を突き付けられますが、
法的根拠をしっかりと理解しつつも、柔軟性を持って対応していきましょう。

・エンジニア、営業共に勉強を継続し、自らの価値を高めましょう。

エンジニア、営業共通
社会人として視野を広く持つことが大切です。世の中の動き、過去の歴史を知った上での行動と
知らないうえでの行動では、プロセス、結果共に変わってきます。

エンジニア
まずはサーバ、ネットワーク系の基礎をしっかり押さえてから、次のステップとして、現在のトレンドに沿った
クラウド系の勉強をすることをお勧めします。
また現場ごとに必要とされる知識も違いますが、実機を用いた勉強も非常に有益です。
不明な点があれば気軽にご相談ください。

営業
先にも書いた視野を広く持つことにも共通しますが、ビジネスは政治、経済、文化、宗教、歴史等が複合したものです。
狭い視点だけの判断では間違ってしまいます。
ヤフーなどのネット記事ではなく、編集作業がなされた新聞(当然デジタル新聞も)を興味の有無を問わず、
毎日読みましょう。わからないことを都度調べることは時間がかかるように思えますが、実は視野を広げるうえで早道です。
ネット記事は確かに便利です。しかし、ネット記事を配信する企業はページビューを稼ごうとして、
読者が過去読んだ記事を元に「お勧め記事」をどんどん繰り出し、結果として偏った分野の記事を読まされることになります。
日経テスト(現在は受験中止となっていますが、スコアをあげることが目的ではなく、知識を得ることを目的としての
勉強には有意義です)

4.最後に
長期間のコロナとの戦いに勝利した後、ライフスタイル、ビジネススタイル共にコロナ前に当たり前だったことが、
当たり前でなくなることも多いでしょう。現状を冷静に分析して、収束後を想像することも大切なことです。

私は社員の皆さんにコロナ禍の中でもいつもと変わらず、以下3点を言い続けます。
・健康、勉強、自己分析
・やる気と元気
・迎合するのではなく適応しよう

また緊急事態宣言下では生活が大きく制約されますが、制約された中でも楽しみを見つけ、
前向きに歩んでいきましょう。