社長ブログ President Blog

事実

75年前の8月6日に広島に原爆が投下されました。年月とともに被爆された方は減り、その体験を後世に正確に伝えていくことが
大きな課題となっています。広島で生まれ育った私が子供の頃は、周囲に被爆された方は珍しくなく、学校の担任の先生から被爆直後の
火の海の中を逃げ回った体験を直接聞いたこともあります。

2010年8月6日のブログ

NHK広島放送局が、実在した3名の日記をもとに「もしも75年前にTwitterアカウントを持っていたら。」と想定して3つのアカウントから
ツイートする企画(1945ひろしまタイムライン)を行っています。

どのような形でも事実は事実として後世に伝えなければなりません。特に若い人に知ってもらうには良い企画だと考えます。

人類の歴史は、戦争、疫病、飢饉との戦いだと言われています。戦争の象徴として原爆投下は最たるもので、現在も戦争(内戦)が続き、
コロナ禍は疫病との戦いです。人類の本質は進歩していないと言わざるを得ないでしょう。進歩していない人類が次の世代への責務は
事実を歪曲せず、風化させず正確に伝えることだと考えます。事実が伝われば、次の世代はその事実を元に「考える可能性」を
手に入れることができるからです。