社長ブログ President Blog

マイクロツーリズム

10月1日からGo To Travel キャンペーンにこれまで除外されていた東京都も加えるとのこと。
私自身、社会経済活動を活発化するにあたりこの施策には賛成ですが、新型コロナウイルス感染拡大とのバランスも重要と強く考えます。
また新しい生活様式を言うのであれば、旅行、観光業においても新しいコンセプトを打ち出し、ユーザー、受け入れサイドの「安心感」を得なければ
経済効果も限定的なものになるはずです。そもそもユーザーにとって旅行、観光は「ハレの日」です。「ハレの日」にマイナスなことを
考えなければならないのであれば、そもそもユーザー数も伸びません。

上の問題を解決する大きなヒントとしてコロナ禍の初期から星野リゾートの星野佳路氏が提唱していたマイクロツーリズムの徹底があります。
現状のGo To Travel キャンペーンでは、新規感染者が高止まりしている大都市圏から
感染者発生が落ち着いているエリアへの人の移動が自由となっています。

旅行、観光業は人の移動を伴うため、感染症拡大防止とは非常に相性が悪いです。
きめ細かにエリアを限定し、そのエリア内での施策とすれば、社会経済活動と新型ウイルス感染拡大防止のバランスが取れるのではないでしょうか?
ワクチン、特効薬の開発、治験、製造、接種(服用)、効果確認までは、最低でも2年程度は覚悟しなければならないでしょう。またこれから秋、冬に向けて
ウイルスが活発化する季節となります。より一層、バランスを考えつつ、慎重に行動することが求められます。