社長ブログ President Blog

求められる能力

管理職とメンバーには、必要とされる
能力が根本から異なります。
メンバーには技術的な能力や定量的に
評価できる「スキル」が主に
要求されます。一方、管理職には、
対人関係能力や顧客との折衝能力などの
定性的な能力である「センス」が
求められます。このような能力は、
管理職、すなわち他者を指導する立場の
人々に、会社組織に限らず、さまざまな
組織や状況においても要求されます。

管理職に特に必要な能力は以下の
三つです。

1.従事するプロジェクトを全体的に
俯瞰する能力。
2.部下、クライアント、その他の
利害関係者と適切にコミュニケーション
をとる能力。
3.そのコミュニケーションを通じて
集めた様々な情報から判断し、決断を
下す能力。

これらの能力の有無は、管理職の人が
経営層へと成長するか、停滞や降格に
繋がるかの分かれ道になります。

不明点がある場合は、当社では
「リーダーの仮面」と「とにかく
仕組化」の二冊を推奨図書として
繰り返し読むことを推奨します。
これにより、基本的な枠組みを学び、
それを実践に移すことができます。
ただし、これらの書籍が万能で
あるわけではなく、全ての状況に
適用可能であるわけではありません。
つまり、指導的立場に必要な能力は、
マニュアル化できないということ
ですが、参考になる有益な書籍は
多数出版されています。

「型を学ぶ」→「勇気を持って
実行する」→「失敗する」→
「失敗から学び、再挑戦する」という
プロセスを繰り返すことで、
管理職としての能力は向上します。
ただし、知識を学んだだけでなく、
勇気を持って実行することが
不可欠です。また、失敗は重要な
学びの機会であり、失敗から何を学び、
次に活かすかが重要です。

当社は、全ての管理職がこのプロセスを
経験し、成長することを期待しています。