社長ブログ President Blog

ノブレス・オブリージュ

ここ数日金融、経済について書いています。私は首尾一貫、金融機関に対する公的資金注入ということを
主張していますが、金融機関といってもただの民間企業であることには違いありません。本来なら経営が
破綻したのなら一般企業同様潰れるべきです。しかし、世の中はそのような仕組みになっていないのです。

ビジネスの基本
仕入→付加価値→商品、サービス
商品、サービスがマーケットで認められてはじめて企業として存続する意義があるのです。
また、商品、サービスをマーケットで売って回収できなくなれば、不良債権の山となるのです。
これは街のコップ屋さんも金融機関も同じビジネスモデルです。ビジネスの基本はとてもシンプルなものです。

ただ当社を含めて先に書いた街のコップ屋さんは、経営がおかしくなっても誰も助けてくれません。
金融機関は税金を原資とした公的資金を注入してもらえます。金融機関がなぜこうまで優遇されているのかと言うと、
体で例えると金融システムは血管でお金は血液です。血管(金融システム)が詰まると血液(お金)が流れなくなり
体全体(経済)に影響します。金融機関は社会インフラを担う大切な役割を担っているのです。
ですから経営不振に陥った金融機関は税金を原資とした公的資金を注入してもらえるのです。繰り返しますが、
一般企業にはこのような恵まれたシステムはありません。大きな怒りを感じることは、金融機関の方々は
自分達の不始末を国民に押し付け、本来なら会社が破綻して路頭に迷うところを税金に助けてもらっているのですが
感謝の気持ちがありません。

かつて公的資金を注入してもらったメガバンクの行員に以下のような質問を度々します。
「お宅の銀行はいくら公的資金を注入してもらいました?」
まともに返答出来る人に遭遇したことがありません。支店長クラスでも同様です。もしかしたら
くだらないプライドを持っている彼等は、自尊心が傷つく質問には答えたくないのではと思ってしまうくらいです。
「ノブレス・オブリージュ」を金融機関の方々にかみ締めて欲しいです。

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