社員ブログ Staff Blog

新しいものと古いもの

はじめまして、当社で一番年寄りの鈴木です。

僕が社会人になった約50年前は、今とは別世界のような社会でした。カラーTVがようやく普及したころで、パソコンもスマホもインターネットの影すらなく、通信手段は固定電話と手紙、FAXもまだ普及していませんでした。

それでも社会は回っており、当時は何ら不便さも感じることはありませんでした。もちろんスピード感は雲泥の差です。今の時代に比べると数十倍の差があります。今や世界中のすべてのことがリアルタイムで入ってきます。

それはそれで大変すばらしいことですが、そこに落とし穴があるような気がします。

膨大な情報が次から次に流れており、川面だけを見ていると一見、穏やかに見えますが、流れの底では渦を巻いたり激流となっているかもしれません。

ネットに流れる情報のうわべだけを見るだけでなく、その奥に隠されたものも、しっかり見て判断することが大切です。

中学のころ、担任の先生がおっしゃった言葉を思い出します。「新しいものはどんどん取り入れなさい、ただ、昔からあるものも大切にしなさい」。

新しいことだけに固執することなく、古いものも大切にしていきたいものです。

新しいものには、技術の進歩や人々を快適にする力がある。

古いものには先人たちが積み上げた知恵があります。