社長ブログ President Blog

外的要因

政府と日銀が、金融政策を巡って色々とやり取りをしていますが、経済を活性化するためには
金融政策は確かに大切ですが、規制緩和などで既得権益をぶち壊し、時代に即した新しい仕組みを作ることがより重要だと考えます。
現在首相の口先介入で、株価が上昇し、景気回復への期待感が漂っています。しかし、実体経済が良くなったわけではありません。

また日本は世界一の借金国でもあります。当然財政規律に対しても十分な注意が必要です。
そのため社会保障制度改革と経済政策はセットで考えなければなりません。

昨年12月7日にも書きましたが、現在の日本の問題の根本は、「既得権益者」と「普通の生活者」との対立にあります。
高齢者対若年者もこの構図に当てはまります。若年者が将来に対して不安に思い、金を使わないのも無理からぬことです。
国の年金行政が杜撰極まりなく、現在の20代、30代の多くが、将来本当に年金をもらえるとは思っていません。
現在受給している世代の年金給付削減等の痛みを伴う対策は必要です。「マクロ経済スライド」方式に則れば
既に数年前から年金の給付削減はなされていなければなりません。

とにかく既得権益のぶち壊しが必要ですが、私自身は外的要因の変化には期待していません。外的要因が良くなれば「ラッキー」、
悪くなっても「慌てない」だけの実力をつけて、しぶとく生き残ります。

帰社日新年会において、ある若手社員からとてもおめでたい発表がありました。私にとってもとても嬉しいことです。
「おめでとうございます」