ご存じのとおり週刊文春がスクープを連発しています。
・ASKA覚せい剤使用
・SMAP解散
・甘利前大臣口利き
・清原被告覚せい剤使用
・ベッキー不倫
出版不況の中、週刊文春と他の週刊誌の違いを上記サイトは端的にまとめています。
1．突出した取材力
2．他の追随を許さない圧倒的なたれ込み数
3．記者クラブに加盟してない出版系の強み
理由1，2は「経済力」が源泉でしょう。出版不況で他社が取材コストを抑える中、
「チームでの取材体制、記事ネタの収集の企業努力」→「スクープ」→「販売部数の増加」→「経済力のUP」→
「チームでの取材体制、記事ネタの収集のパワーアップ」→「スクープ増加」→「販売部数の更なる増加」→・・・
この好循環もですが、理由3も重要な要因だと考えます。新聞社系の週刊誌であれば、甘利前大臣口利き問題は官邸あたりから横槍が入って
記事にできなかったかもしれません。親会社の新聞社の記者は記者クラブに所属し、記者クラブ村の掟の中で取材活動を行います。
子会社の週刊誌がネタを掴んだとしても、世間の論理ではなく、親会社の記者クラブの掟が優先することもあるでしょう。
マスコミ各社もビジネスの中での取材活動のため、様々なしがらみに囚われています。記者が知っていることを全部媒体に乗せているわけではなく
知っていることを全部媒体に乗せると大変なことが起きるでしょう。
過去私が各種媒体の記者から直接聞いた複数の証言です。
記者A「記事にしたいのだが、会社の意向があり書けない（報道できない）」
記者B「会社からのこの件の取材は止められている」
記者C「●●の世論は、俺たちの記事（情報操作）でいかようにもなる」
記者D「記事にしたところ、▲▲（権力者）から嫌がらせを受ける」
私自身、新聞、週刊誌（月刊誌も含む）、一般書籍、テレビ等各媒体の特徴を意識しながら情報収集を行います。
