猛暑の中、昼間は自宅で大人しくして、夕方新宿で万引き家族を息子と見ました。
是枝映画は一貫して家族をテーマにしています。今回も貧しくも楽しく暮らしている虚構家族のきずなを
表層的な世間一般をと対比しながら、派手な演出はありませんが、丁寧に作り上げています。
また現代社会の問題点でもある、死亡家族の年金不正受給、底辺の肉体労働、家庭内DV等も取り上げています。
子役が重要な役割を演じており、また樹木希林さんの存在感が作品に重みを加えていました。
人間について深く考えさせられる映画でした。